昭和の頃から気仙沼市民に親しまれてきたお菓子が

新しく生まれ変わりました。

 

バター香るリッチな味わいのパイ菓子へ

新・気仙沼銘菓

「さんまパイ」

①発酵バター100%のパイ生地

②バターをたっぷり使ったガレットブルトンヌとパイ生地を重ねて巻いています

③きび糖と気仙沼産さんまの削り節をまぶして焼き上げています

新商品さんまパイ発売会

と き:令和5年10月1日(日)午前10時〜

会 場:仙台駅東西自由通路「杜の陽だまりガレリア」

内 容:新商品さんまパイの販売

    ※100個限定、なくなり次第終了

    ※気仙沼のお店では販売しません

−以下コヤマ菓子店五代目、小山裕隆より(とんでもない長文です)−

ぼくの夢は【2034年に灯台型の新店舗うみねこランドを建設し、観光で地域の未来を創造する】ことです。とてつもない大きな夢ですが、人生を賭けて必ず実現させます。

この夢は店舗を再建した4年前から言い続けています。簡単な道でないことはすぐにわかりました。それでも、たくさんの人のお力を借りながら、少しずつ夢の灯台建設に近づいてきている実感はあります。

思い通りにならない時、足踏みをしていて焦る時、自分の認識のアマさに呆れる時、めちゃくちゃあります。とにかく反省の毎日です。凹みかけた時は、12年前の震災でお世話になった皆様や、夢に共感して一緒の船に乗ってくれている皆様、尊敬する地域の先輩方、切磋琢磨する同世代、頼もしい後輩たち、移住した未来の希望、常連のお客様、いつも親身になって見守ってくれている皆様、その誰かの顔を思い出しています。こんなとこでへこたれてられないぞって。

とりあえず水をガブガブ飲んで、目を閉じて5回も深呼吸すれば、数分後に情熱が湧いてきます。奮い立つ要素がめちゃくちゃある環境が最高に幸せだと思います。この恵まれた環境があるからこそ、失敗しても、前向きに、情熱的に、チャレンジし続けていけると確信しています。

そして、せっかくの人生、有限の人生、命が続く限りは、楽しみながら一生懸命チャレンジしたいです。

おっと、熱く語りすぎました。一体、何のことだって話ですね。

今は、その壮大な夢の灯台建設への道中で、宮城東北を代表するお土産菓子を創ることに全力で挑戦しています。はまぐりもなかくっきーとは別軸の、宮城を代表する銘菓を創ろう!とプロフェッショナルの力を借りながらプロジェクトを進めています。

その新しいお菓子は、気仙沼の魅力が詰まっていて、食べると思わず気仙沼を思い出して、また気仙沼に遊びに行きたくなるような、ぼくがずっと目指しているお菓子ー。

何か良い素材やヒントがないかと色々考えた時に、ひとつのお菓子が頭をよぎりました。

今から約37年前、気仙沼菓子組合の有志が作った「さんまパイ」です。4年前に販売終了するまで、長い間市民に親しまれたまさに気仙沼銘菓。印象的なパッケージロゴは父が描いたということで、言い出しっぺの1人だったのだと思います。

さんまパイ、当時どんな想いで作ったのかー。今は直接聞くことはできませんが、思いを馳せると多分こういうことなのだと思います。

「港町気仙沼にふさわしい土産菓子を作りたい」

「気仙沼のさんまをお菓子屋としても盛り上げていきたい」

きっと今のぼくと想いは一緒なんだろうなぁと。

だから気仙沼の先人たちから力を借りることにしました。想いを引き継ぎながらも、ただ同じお菓子を復刻するのではなく、より大きなスケール(気仙沼を超えて宮城、東北)のお土産物売り場で購入できて、より多くの人に親しまれるお菓子になるようにリバイバルして販売しよう。

最初からうまくいくとは思っていません。失敗と修正を繰り返して、その先に喜ばれるお菓子になっていくものだと思います。諦めずに成長させていきます。

だから、その挑戦の一歩として、発売日は、気仙沼のお店で販売するのはなく、東北観光の中心、仙台駅に“臨時売場”を作って販売会をします。

せっかく気仙沼で愛されたお菓子なのに、その気仙沼で販売しないで何で仙台?と思われると思います。それはいつか仙台駅や仙台空港で選ばれるお土産菓子として、さんまパイを成長させていく“挑戦”だからです。

さらに言うと、お菓子そのものも、パッケージも、以前のさんまパイを引き継いだ要素はほとんどありません。もしかしたら“これはさんまパイじゃない”と期待を裏切ることになるかもしれません。

それでも、【美味しさと商品にかけた夢への熱い想い】だけは自信があります。だから、どうか応援していただきたいです。仙台近郊にお住まいの方、どうか時間を作って顔見せに来てください。仙台以外の方は、お知り合いや親戚にお知らせしていただけると大変有り難いです。単純にお菓子を売る買うともちょっと違う、夢への挑戦することを応援して欲しいです。どうかどうか、心よりよろしくお願いいたします。

10月1日(日)午前10時、JR仙台駅の東西自由通路「杜の陽だまりガレリア」で新商品「さんまパイ」をお披露目販売します。当日は、ぼくひとりで声を出して店番しています。100箱限定です。

そうそう、肝心のさんまパイの内容は、原材料にもとことんこだわっています。発酵バター100%のパイ生地と、バターをたっぷり使ったガレットブルトンヌを重ねて巻き、きび糖と気仙沼産さんまの削り節をまぶして焼き上げています。もちろん添加物なし。バター香るリッチな味わいのパイ菓子に仕上がりました。かわいくなったパッケージは、当日までのお楽しみにしてください。

とんでもない長文を最後まで読んでいただいてありがとうございました。

10月1日、仙台でお待ちしております!